みなさんはムダ毛処理をした後に、肌荒れや炎症がおきたことはありませんか?
カミソリを使った場合は、刃によって肌の表面が傷つき肌のバリア機能が低下してしまうことで乾燥などの肌トラブルを招いてしまいます。
肌を綺麗に見せるためにムダ毛処理をしているのに、傷つけてしまっては悲しいですよね。
実は肌を傷つけずにムダ毛処理をする方法があります。
それが抑毛剤です。抑毛剤はムダ毛の成長を遅らせたり薄くしたりする効果があります。
毛の成長が遅れることで自己処理の回数も減るため、肌へのダメージを軽減することができます。
今回は抑毛剤について詳しくご説明すると共に、抑毛剤の使用が向いている人やそうではない人、効果的な使用方法をご紹介します。
抑毛とは?
抑毛とはムダ毛を処理する方法のひとつで、ムダ毛の成長を遅らせたり毛を薄くしたりすることを言います。
カミソリで剃ったり毛抜きで抜いたりしなくても抑毛剤を使うことでムダ毛処理をすることができます。
抑毛剤については次の章でご紹介します。
抑毛剤の効果の秘密
上記でもご説明しましたが、抑毛剤とはムダ毛の成長を遅らせたり薄くしたりする効果があり、ローションタイプやクリームタイプなどがあります。
抑毛剤には女性ホルモンの一種であるエストロゲンに似た働きをする大豆イソフラボンという成分が多く含まれています。
エストロゲンには、毛乳頭や毛母細胞を包んでいる毛包の働き(毛の産生)を抑えることで毛の成長を遅らせる効果があります。(下記図参照)
女性の体には女性ホルモンだけではなく、男性に比べて量は少ないですが体毛を濃くしたり髭を生やしたりする男性ホルモンも分泌されています。
通常は女性ホルモンが男性ホルモンの働きを抑えますが、ストレスや生活習慣の乱れによってホルモンバランスが崩れることで、通常より男性ホルモンが多く分泌され体毛が生えてしまいます。
男性ホルモンの働きを抑えるためには、女性ホルモンを増やす必要があるので大豆イソフラボンが配合されている抑毛剤が効果的です。
また、大豆イソフラボンは美肌効果があるため使い続けることで肌がつるつるになります。
抑毛剤が向いている人と向いていない人
抑毛剤が向いている人と向いていない人をご紹介します。
抑毛剤が向いている人
抑毛剤には肌に刺激を与える成分が配合されていないため、肌が弱い人や敏感肌の人も使用することができます。
そのため、顔やVIOラインなどの肌トラブルがおこりやすい部分にも安心して使えます。
また、抑毛剤は洗い流す必要がないため手間もかかりません。
抑毛剤は以下のような人に向いています。
- 肌が弱い人
- カミソリや毛抜きを使いたくない人
- エステサロンやクリニックの脱毛に通うことが難しい人
- ムダ毛を薄くしたい人
- お肌を綺麗にしたい人
- 妊婦さんや小さなお子様
- 髭や体毛を薄くしたい男性
抑毛剤が向いていない人
抑毛剤は脱毛とは異なるため、ムダ毛を完全に生えなくさせることはできません。
また、即効性がないため効果を実感するまで早くても1ヶ月程度、遅いと半年かかる場合もあります。中には使い続けても効果を実感できない場合もあります。
効果が現れても継続する必要があるため、その分コストがかかってしまいます。
即効性やムダ毛を完全に無くしたいという人には、エステサロンやクリニックなどの脱毛をおすすめします。
そのため以下のような人には向いていません。
- 即効性を求める人
- 完全にムダ毛をなくしたい人
- コストをかけたくない人
抑毛剤を使う上で重要なこと
抑毛剤の効果をより実感しやすくするための方法をご紹介します。
継続して使う
抑毛剤を使う上で最も重要なことは、継続して使うことです。
抑毛剤は化粧水やボディクリームの代わりとして使用できるため、普段のスキンケアに取り入れることで手間が省け継続して使いやすくなります。
顔の産毛が気になる人は化粧水の代わりにローションタイプの抑毛剤、体のムダ毛が気になる人はボディクリームの代わりにクリームタイプの抑毛剤がおすすめです。
ムダ毛を処理してから抑毛剤を使う
抑毛剤はすでに生えている毛を薄くすることはできないので、効果を実感するためには一度ムダ毛処理をしてから使うことをおすすめします。
ムダ毛の処理をしていなくてもこれから生えてくる毛には効果があります。
ムダ毛を処理する場合は、カミソリ、毛抜き、シェーバーなど何を使っても大丈夫です。
入浴後に使う
抑毛剤はどのタイミングで使っても大丈夫ですが、必ず清潔な肌に使いましょう。
おすすめのタイミングは入浴後です。
入浴後は肌も清潔なうえ毛穴も開いている状態なので肌に浸透しやすくなります。
まとめ
抑毛剤はムダ毛処理法のひとつです。
配合されている大豆イソフラボンの効果により、毛の成長を遅らせることで毛が薄くなります。
また、抑毛剤は肌に優しい成分が配合されているので肌にダメージを与えることなく使うことができます。
しかし即効性はなく効果も個人差があります。
また、効果が現れても使い続ける必要があるためコストもかかってしまいます。
抑毛剤が向いているのか、そうではないのかをよく考えて自分に合ったムダ毛処理法を選びましょう。